令和7年8月9日10日に行われた「二代宗家大塚博紀先生10年祭 三代宗家大塚博紀先生承継10年記念 第61回和道流空手道連盟全国大会」は、事故もなく盛会裡に幕を閉じることができました。ひとえに大会諸役員、実行委員、選手諸君を始め、和道流の大旗の下に結集された総ての関係者に感謝を捧げます。 今回新たに、宗家の直接指導による基本組手四本目を、指導を受けた参加者総てが演武し、それを採点して最後に優勝者を決めるという、画期的な試みがなされました。しかも同じ道場生同士、顔見知り同士の組み合せは禁止、さらに大人と子供でペアを組むという縛りがありました。何のためか? 様々な感想がありましょう。今言えることは、見ず知らずの人間同士がその場で組を作り、直前に指導を受けた基本組手を、大きな体格差がある大人と子供が演武するという即興性の面白さではないでしょうか。三つのコートを埋め尽くした参加者の楽しそうな顔、顔、顔。しかしその演武には、和道流の術理と体捌きを体現しなければならない困難さがあるのですから……。 この試みは想を新たにして来年も行われるでしょう。組手にしろ、形にしろ、頂点を目指すための精進は貴重です。しかし和道流はチャンピオンを目指すことが唯一の目標であってはなりません。和道流の総合性をすべての会員に体得させるために、宗家は骨を削って指導に奔走しておられます。来年の大会が、その御指導に応えられる大会になることを切望しております。令和7年8月