浅山一伝流柔術

天正(1573~1592)の頃に生きた浅山一伝斎重晨を流祖とし、初めは剣・柔・居合・棒・捕手・鎌・小太刀・捕縄・半棒を含む総合武術であった。時代が下るにつれ、それぞれ分化して伝播し仙台藩、薩摩藩、水戸藩、土佐藩、今治藩など全国23の藩で専門的に教授されるようになった。柔術に関しても各藩によって、他の柔術の影響が見られるなど、純粋に浅山一伝流柔術がどのようなものか今となっては定かではない。だが、他藩とは趣の違う独特の技法を持つ仙台藩の浅山一伝流柔術を例に取ると相手の投げに対して、自ら回転や空転を利用して逃れたり、また瞬時に逆手を極める高度な技法が見られる。